意図的に「変性意識状態」を作り出し、叶えたいことをイメージした言葉を何度も潜在意識に繰り返し刷り込む
「目標や願望の実現率を劇的に高める」
願望を実現するには?みたいなことは色々な本で書いてありますが、いまいち何をすれば良いかわからない…という人も多いのではないでしょうか。ここでは、超具体的に何をやれば願望を実現できるかを記載していきます。
本を読んだは良いけど結局何もしてこなかった….。これあるあるですけどめちゃくちゃ勿体ないです。具体的な行動につながらない読書はただ時間を食いつぶしているだけ。もう巷に出ている抽象的な「読み物」に貴重な時間を使うのはやめましょう。
私自身もめちゃくちゃたくさんの本を読んできました。実践できそうと思ったのはほんの一握りですが、それらの方法でさえ回りくどかったり、時代に沿ってなかったりと行動までのハードルが異常に高いものばかりでした。
そんな時にある方法を閃きました。私が勝手に思いつき、勝手に試したら、勝手に効果(結果)が出たのです。後から冷静に振り返ってみると「願望実現のために非常に理に適ったやり方」だったのです。
注意
今回お伝えする方法は、門外不出の奥義。使う人が使えば悪いことにも応用できてしまうため、広まり過ぎないよう他言は厳秘とさせて頂きます。
Contents
第1章:顕在意識と潜在意識に関する基礎知識
最終的にこの方法を完璧に腹落ちしてもらうために、まずは「顕在意識」と「潜在意識」の説明を軽くしておきます。もう知ってるよ、という人も重要なところなので一応軽く眺めておいて下さい。
めちゃくちゃ有名な氷山の図を見てもらうと分かりやすいです。
ポイント
- 顕在意識:水面の上に現れている小さな部分が顕在意識。顕在意識は頭の中で考えている自分のことを指す。
- 潜在意識:その下にある大きな領域が潜在意識。潜在意識自分では認識していない本能的な自分のことを指す。
潜在意識は全体の95%を占め、潜在意識と比較するとその影響力は2万倍とも言われています。無意識なので考えたことも無いと思いますが、あなたの行動や思考、意思決定などに大きく影響しているのです。
- ダイエットをしたい
- 筋トレをしたい
- 副業を始めたい
- モテたい
- 禁酒したい
- 英語を勉強したい
多くの人は一度このように決心しても、3日坊主に終わり実現できません。なぜ実現できないかというと、ただ顕在意識で思っているだけだからです。潜在意識の中では「どうせできない」「面倒くさい」とネガティブな思考が渦巻いており2万倍の力で顕在意識を抑え込んでいます。
逆に言うと、潜在意識をしっかりと活用できれば2万倍の力を借りて願望へと進んでいくことができます。潜在意識に透徹した大抵の願望は叶うようにできているのです。
幸せを引き寄せたいと思ってるけど効果を感じられません。
引き寄せの法則を実践している人の中にはこう思ってる人もいるかもしれませんね。しかしこれは顕在意識でそう思ってるだけで、潜在意識では「幸せを引き寄せたい=今は幸せではない、幸せにはなれない」という状態になってしまっているのです。
だからこそ願望は「〜を達成しました」「~を達成しています」と言う風に「完了形」や「現在進行形」にして唱えるべきなのです。
第1章まとめ
- 潜在意識は顕在意識の2万倍の影響力を持っており行動や意思決定に大きく関わっている
- 潜在意識に願望を透徹させることで願望はかなり叶いやすくなる
- 願望を透徹させるためには過去形や現在進行形にして唱える
第2章:潜在意識の基本ルール
潜在意識を活用することこそが願望成就に欠かせないのですが、上手く活用するためには潜在意識自体の特徴を把握しておくことが必要です。
知っておきたい潜在意識の基本ルールは以下の4つです。
潜在意識の基本ルール
- 潜在意識は繰り返すものを重要視する
- 潜在意識は合理的な思考概念を持たない
- 潜在意識は現実と想像の区別がつかない
- 潜在意識は「変性意識状態」にこそ透徹する
ルール1|潜在意識は繰り返すものを重要視する
潜在意識の基礎原則とも言えるのがこの「潜在意識は繰り返すものを最重視する」というルール。
繰り返しの力
- 朝起きて顔を洗う
- 寝る前に歯磨きをする
- 自転車や自動車に乗る
- 外から帰ってきて手を洗う
どれも無意識にやっていることではないでしょうか?これは何度も繰り返し同じ行動を取っているからで「潜在意識の力」で自分が動かされているとも言えます。
何度も繰り返すと潜在意識があなたを自動操縦するイメージです。
この潜在意識の特徴は至るところで利用されています。
活用例
- 宗教の儀式
- 会社での社訓の暗唱
- 九九の暗算
- スポーツ選手のイメトレ
「飽きようが何度も繰り返し刷り込み続けていく」ことこそが潜在意識の力を十分に引き出すためには重要なのです。
ルール2|潜在意識は合理的な思考概念を持たない
潜在意識は合理的な思考概念を持ち合わせていません。単純に強く思ったことを重要と捉えます。
潜在意識が重視するもの
- 衝撃を受けた出来事
- 毎日思っていること
- 強い感情を伴った経験則
このようなものを重視しており、物事の良い悪いを判断することはありません。
例えば、犬に噛まれた経験があり、それが潜在意識に強く残っている場合「犬=怖いもの」という認知が働き、全然怖くない優しい犬ですら怖いと思うようになります。客観的に見れば全然危険が無い犬であっても、潜在意識は合理的な思考概念を持たないため、全て「怖い」というラベリングをしているのです。
そのため、願望を強く刻むと潜在意識は反射的にその目標を達成するよう動いていきます。
ルール3|潜在意識は現実と想像の区別がつかない
潜在意識は現実と想像の区別がつかず、実際に起きたことと頭の中でイメージしたことを同じものと考えます。
この絵を見てあなたの口の中はどうなりましたか?
レモンを食べてないのに唾液が分泌されてきましたよね。これが潜在意識の力。つまり言葉やイメージをそのまま受け入れるという特徴です。
願望が叶った時のイメージをリアルに想像することで、潜在意識は実際にそれが叶ったのと同じこととして認知するため願望が叶うのです。
ポイント
- 願望をイメージすると叶う
- 紙に書いて毎日見ると願いが叶う
- 言霊は自分に返ってくる
良く言われるこれらは全て「潜在意識は現実と想像の区別がつかない」という特徴から来ているものです。
悪口を言えばそれが自分に返ってくるのも、同じような思いを持った仲間が集まってくるのも、これが原因と言えます。
ルール4|潜在意識は「変性意識状態」にこそ透徹する
顕在意識の働きが弱くなっている「変性意識状態」の時に潜在意識へ透徹しやすくなります。
「変性意識状態」というのは、簡単に言えば「ボーっとした状態」のことです。もっと具体的に言えば「寝起き」や「寝付く寸前」の起きてるんだか起きてないんだか良くわからないあの感じ。
変性意識状態をもたらす状況
- 音楽・舞踊(とくに単調な繰り返し)
- 感覚遮断
- 強い肉体的・精神的ストレス
- 重病・臨死状態
- サイケデリックスの摂取
- 断眠、断食などの禁欲、滝行などの苦行
- 性行為、過呼吸
- 瞑想的な行法(ヨーガ、禅など)
(参考文献:明治大学 情報メディア部 生田メディア支援事務室『変性意識状態 ASC: Altered States of Consciousness』)
「洗脳」も、この潜在意識の仕組みを利用しています。
例えばブラック企業では、残業や休日出勤により体を極限の状態まで追い込む。合理的な判断ができる顕在意識の働きを弱めておく。その状態の時に社訓を読ませたり、褒めることで「この会社では認められているんだ」という潜在意識へ刷り込みを行う。すると潜在意識レベルで会社への忠誠心が高い洗脳された企業戦士ができあがる。
こうなると、いくら顕在意識では「辞めたい」と思ったとしても、潜在意識は「この会社が好き」という状態になってしまっているので、ブラック企業からいくら辛くても抜け出せない…となってしまうわけです。
「変性意識状態」の時の潜在意識の刷り込みはそれほど強力だということを覚えておいて下さい。
第2章まとめ
- 潜在意識は繰り返すものを重要視する
- 潜在意識は合理的な思考概念を持たない
- 潜在意識は現実と想像の区別がつかない
- 潜在意識は「変性意識状態」にこそ透徹する
第3章:願望成就術の実践
第2章で潜在意識の基本ルールを紹介してきました。
潜在意識の基本ルール
- 潜在意識は繰り返すものを重要視する
- 潜在意識は合理的な思考概念を持たない
- 潜在意識は現実と想像の区別がつかない
- 潜在意識は「変性意識状態」にこそ透徹する
これらをかみ砕いて考えると、潜在意識の力を引き出すために以下のことができれば良いことになります。
意図的に「変性意識状態」を作り出し、叶えたいことをイメージした言葉を何度も潜在意識に繰り返し刷り込む
私は昔このような状態を知らず知らずのうちに実施していました。
1か月間断食していた時のことです。断食して雑念を取り払うために叶えたい願望をひたすらメモに書いていき、ボーっとしている時にメモを眺めていました。そしてそこに書いた目標が驚くほど現実化していることに気付いたのです。
「思考は現実化する」という有名な言葉があります。これは間違いありませんが多くの人は「そんなの嘘」と思うかもしれません。思考するだけで実現するわけないじゃん、と。
「思考は現実化する」のは間違いありません。しかし「方法論」があるのです。
- 繰り返すものを重要視する
- 合理的な思考概念を持たない
- 現実と想像の区別がつかない
- 「変性意識状態」にこそ透徹する
という潜在意識の基礎ルールに沿った刷り込みを意図的に起こし、仕組み化する方法こそがズバリ…
自分の声でアファメーションを目覚ましにセットしておき、その音声で毎日起きる
です。寝て起きた瞬間は「潜在意識100、顕在意識0」の状態です。
そして徐々に顕在意識が増えてきて、完全に目が覚めると潜在意識が0になります。潜在意識は「変性意識状態」に刷り込むとよりダイレクトに透徹するため、この潜在意識100の時にアファメーションを叩き込むことが有効なのです。
起きた瞬間にアファメーションを唱えるということは多くの人がやってると思いますが、意識がある時点で顕在意識が働き始めてしまっているので、潜在意識にダイレクトに届けるということができていません。
目覚ましとしてアファメーションを利用することで潜在意識が優位の時に染み込ませることが可能となります。
ここでのポイントは「自分の声」を使うということです。自分の声を聞くなんてちょっと嫌だなと思うかもしれませんが、潜在意識に指示する声としてはあなたの声でないと意味が無いのです。
自分の声を聞くのが恥ずかしいという方は聞き続けると慣れてきますので、慣れるまで我慢してください笑
アファメーションとしては、長くても15秒くらいで収めることをおすすめします。そして吹き込む文章は必ず過去形か現在進行形にして下さい。端的で自分で刺さるアファメーションを考え出しましょう。
スマホを使えば自分の声を簡単にアラームに設定することができます。設定方法が分からない方は以下の記事を参照ください。
https://time-space.kddi.com/mobile/20190506/2644
第3章まとめ
- 潜在意識の力を引き出すためには、意図的に「変性意識状態」を作り出し、叶えたいことをイメージした言葉を何度も潜在意識に繰り返し刷り込むことが必要
- このルールに沿った最適な方法は「自分の声でアファメーションを目覚ましにセットしておき、その音声で毎日起きる」こと
- 目覚ましとしてアファメーションを利用することで潜在意識が優位の時に染み込ませることが可能となる
- アファメーションは、長くても15秒程度に収め、吹き込む文章は必ず過去形か現在進行形にする
第4章:潜在意識を活用した願望成就法の注意点
この方法は簡単にも関わらず人生を大きく変える可能性を秘めた「劇薬」です。
あなたを救う救世主にもなりますが、扱いを間違えれば毒にもなります。
極力安全に劇薬を扱えるよう、注意点4つほどを書いておきます。
注意点
- 揺り戻しが起きる可能性がある
- 特定の誰かと恋愛関係になるはNG
- 陰徳を積むことを忘れない
- 他人を不幸を願うのはNG
注意点1|揺り戻しが起きる可能性がある
潜在意識にダイレクトに刷り込ませる方法は強力であるがゆえに「揺り戻し」という副作用のリスクがあります。
なぜなら、潜在意識を変えるということは、人として変わってしまうことを意味するから。人として変わらないように、揺り戻しの力が働くのです。「好転反応」の一種と考えてもらうと良いと思います。
揺り戻しの例
- 仕事でうまくいかなくなる
- 人間関係がうまくいかなくなる
- 健康面で問題を抱える
このように人生の色々な面で影響が出る可能性があります。もちろん全く影響が出ないこともありますが、望む願望レベルが高ければ高いほど揺り戻しも強く出る傾向にあります。
揺り戻しが起きるということは、願望が叶いつつあるということの表れですので、あまりネガティブにならず現実を受け入れることに務めて下さい。
これはコインの裏と表のようなもので、願望実現のためにはある程度の揺り戻しが起きることは頭に入れておいた方が良いでしょう。
注意点2|特定の誰かに関する願いはNG
特定の人を思い浮かべた願望は潜在意識へ伝えないようにしましょう。
なぜならそこに至る道筋が存在しない場合があるためです。その場合にはいつまでたっても願望が叶うことはありません。
例えば、「月収100万円を達成し、マンションを買いました」という願望であれば、転職して年収が上がる、宝くじに当たる、副業がうまくいくなど月収100万円までの道のりは複数あって、潜在意識が最も良い道のりを選択して願望を達成するという流れになります。
しかし「特定の人と結婚したい」という願望をした場合、その人へと繋がる道が存在しない可能性があるのです。そうではなく「幸せな結婚生活を送りたい」と潜在意識に指示を送れば、違うけど素敵な人と出会い結婚する可能性が広がります。
誰かを特定した形での願望はNGということは忘れがちですが大切なことなので覚えておきましょう。
注意点3|陰徳を積むことを忘れない
陰徳とは、「人に知られることなく、良い行いを重ねて行う」ことを言います。
陰徳の例
- 人知れず寄付をする
- 自発的にゴミを拾う・掃除をする
- 心から会社の同僚や友人の幸せを祈る
- 神社参りをする
- 困っている人を見返りなく助ける
- お祝いを送る
今回紹介した方法を使えば、あなたの望みはかなりの確率で叶っていくでしょう。まずは自分の望みにフォーカスすれば良いですが、それが叶ったあとは、ぜひ他人に分け与えるということも意識してください。
自分のみ幸せになっていくのは、結局最後にはバランスが崩れます。他の人からの妬みを受ける対象になりますし、自分だけ幸せを享受するのは本当の幸せでありません。
ぜひ積極的に他社が嫌がることを引き受けて下さい。そうすることで色々なバランスが維持されます。
もはやあなたはこれから満ち溢れた人生を送るので、損得勘定で行動することは止め、どうやったら相手が喜ぶかというGive精神を養成していってもらいたいです。
注意点4|他人を不幸を願うのはNG
絶対にやってはいけないのは「他人の不幸を願う」行為です。
他人の不幸を願うということはネガティブな思考に支配されていることに他なりません。また、このような奥義は自分自身の自己実現のために使われるべきです。
- パートナーの不倫相手
- 嫌いな上司や部下
- 裏切った友人
このような人の不幸を願いたい気持ちは分かりますが、ネガティブなことを願うということは、それが自分に跳ね返ってくることにもつながります。
他人を貶めると必ず自分にも不幸なことが降りかかるということを肝に銘じておきましょう。
(とはいえ、この記事を読んでくれている方はそんな風に使おうとは思ってないと思いますので、そこまで不安には感じていないことを申し添えておきます)
第4章まとめ
- 願望が叶う過程で揺り戻しが起きる可能性がある
- 特定の誰かに関する願望は潜在意識に伝えないようにする
- 陰徳を積む・相手に与えることを忘れないようにする
- 特定の誰かを不幸にするような願いはしないようにする
第5章:まとめ
潜在意識を有効活用して願望を叶えやすくするパワフルな方法を伝授しました。
やることはめちゃくちゃ簡単ですね。
自分の声でアファメーションを目覚ましにセットしておき、その音声で毎日起きる
目標ができたときに音声を収録しアラームにセットし、繰り返しその音声で起きる。これだけで一気に願望実現へと近づくことができます。
「こんな簡単な方法で本当に効果あんの?」
「いやいや、そんなわけないでしょ!?」
このように思う人もいることは想定しています。しかしその人に伝えたいことは、
【とにかくやってみ!】
ということです。設定自体は5分でできるので、ブーブー言う前にとりあえずやってみて下さい。実際に行動することでそれ自体が一つのブロック解除にもなります。引き寄せの法則が全然効果なかったという経験のある人もぜひやってみて下さい。
効果的に潜在意識を活用するために極限までスリム化した行動で達成できる画期的な方法です。
行動する人と行動しない人で願望実現力に圧倒的な差がでます。思い通りの人生とうまくいかない人生、どちらをお望みですか?
ここまで言われて行動しない人はいないですよね。まだ疑っている人は一生「外野からヤジを飛ばしている球場のおじさん」のように満たされない人生を一生送ってください。
最近は「願うだけで」といったタイトルの本が流行っていますが、「行動ありき」です。行動しないと何も変わりません。
「即断即決・即行動」は成功を実現するマインドセットとして聞きなれた、手垢が付いたものですが、今回お伝えした方法は「即断即決」の精度を著しく高めるものです。
しかし「即行動」については、残念ながら「人としての器」に依存することを忘れないでください。
今回お伝えしたことを可能な限り実行しつつ日常を送る。するとだんだん願望や目標に対して「執着」がなくなってきます。願望を「手放す」と言う人もいます。
執着が無くなったことに気付いたその時、「願望実現の扉」はあなたの目の前に開かれていることでしょう。