感情をコントロールする方法|自分の感情を支配するメリット・デメリットと具体的なコツ

人間は、常に感情に動かされて生きています。

それは自然なことであるため、無理に押さえ込もうとすると、心身にストレスがかかることもあります。

ですが、人と関わりながら社会生活を営んで行く上では、怒りや不安などの負の感情はある程度コントロールをできる方が望ましいと言えます。

もちろん簡単なことではありませんが、必要不可欠なスキルと言っても過言ではないでしょう。

では、どのようにして感情をコントロールするのでしょう。

順にひも解いて行ってみます。

感情をコントロールできなくなる時

普段は冷静沈着なのに、何かをきっかけにして急に焦りや不安がやって来たリ、怒りが収まらなくなったり。

職場や学校でそんな経験をしたことは誰にでもあることでしょう。

ですが、感情がコントロールできなくなるのには、何かしらのきっかけがあったはずです。

人間はどんな時に感情に支配されてしまうのでしょうか。

どんな時にコントロールできなくなるか

仕事で失敗した、不安になった

仕事をしていると、誰でも思わぬ失敗をしてしまうことがあります。

極端な例ですが、大事な取引を自分のせいで失敗させてしまったなど、自分以外の人にも悪い影響を与える失敗の体験が、その後のチャレンジに影響を与えることがあります。

そこで挽回をしようと焦ると、感情が普段と異なる動きをしたり、普段簡単にできていることもなぜだかできなくなってしまうことも。

そればかりか、焦るばかりに苛立ってしまった結果、仲間にきつい言葉を投げかけてしまったり、視野が狭くなって次の失敗を犯すなど、悪い連鎖に陥ってしまうとさらに危険です。

自分が焦っていると気づいたとしても、不安を払しょくできず、焦燥感から逃れられないことも多いのです。

怒りが抑えられない

例えば、自分や自分の大切な人に、思いもよらぬ侮辱をされたとき。自分が頑張っているのに、周りの人が同じように頑張ってくれないとき。

怒りとはそんな状態の時に発生することが多く、ひとたび沸き起こると自分で自分の怒りが制御できなくなることがあります。

そうは言っても、怒りとは決して悪いものではなく、行動の原動力ともなるものです。

喜びや悲しみと同じ、人間の感情の一つであり、エネルギッシュで意志の強い人は怒りっぽい、というケースも多いものです。

ですが、「怒りっぽい」「感情的」とみられることは、特に協調性を重んじる日本の社会においてはあまりプラスとは言えません。

加齢

感情は、年齢とともにコントロールが難しくなっていきます。その理由は、加齢による脳の前頭葉の委縮だと言われるようになりました。

前頭葉は、脳の中でも人間の感情や意欲、そして創造性などをつかさどる重要な部分で、最近の研究結果により、前頭葉が早ければ40歳代から委縮を始めるということがわかってきています。

前頭葉が委縮すると、怒りがなかなか収まらない、考え方の柔軟性がなくなるなどの現象が起き、人によっては「感情の老化」として実生活に影響するようになります。

感情をコントロールできない社員は会社でもネックとなる

仕事をしていると、負の感情に流されてしまう社員は時として足を引っ張ることがあります。

どんなに仕事ができる人でも、「怒りっぽい」と判断されると上司から大事な仕事を任せてもらえなかったり、部下からも相談をしてもらえなかったりすることがあるでしょう。

また、自分の所属する組織にも影響を与えることがあります。

極端な場合では、周りの仲間や部下が感情をあらわにする自分のせいで、体調を崩して辞めていってしまうことも…

そして仕事上でも、大切な場で感情的になってしまったり、そのことが原因となり会社の損失を招くことも考えられます。

その状況を避けることはできないか考えよう

ところで、今までの話と真逆になってしまいますが、本来感情とは人間がそう簡単にコントロールできるようなものではないのです。

だからこそ、その負の感情が起きてしまわないように、
「不安になることは最初からしない」
「怒りが起きそうな行動はとらない」
ことも大切です。

負の感情が起きる状況を回避することで、起きた感情を無理矢理抑え込もうとする必要がなくなります。

人間は負の感情の影響で冷静さを失ってしまうと、失敗の連鎖に陥る場合があります。

ですから、怒りや不安などに支配される状況を予測し、避けることができるのであれば、回避が一番問題が起きず、かつ重要なのです。

感情をコントロールできないデメリット

ここまでで、感情のコントロールができなくなる原因についてお話してきました。

では感情をコントロールできなくなると、実際にはどんなことが不利益が起きると考えられるのでしょう。

仕事での場合を中心に説明していきます。

デメリット

  1. 仕事の効率が下がる
  2. 回りの状況を読み取れなくなる
  3. 心の中で新たな問題を作り出す

デメリット1|仕事の効率が下がる

焦りや不安など、一つの強い感情に振り回されていると、仕事が進まなくなったり周りにも迷惑をかけてしまいます。

また、不安から新しいことへのチャレンジがしにくくなる、それどころか今までできていたこともできなくなってしまうなど、心理的ブレーキがかかってしまうことも。

そしてさらに、一歩踏み出せなくなっている自分に対しての焦りが生まれ、悪循環に陥ります。

デメリット2|回りの状況を読み取れなくなる

心が一つの感情に支配されてしまうと、周囲へのアンテナがうまく張れなくなってしまうこともあります。

その結果、仕事上でも話の行き違いや報告漏れ、状況判断ミスで、しなくてもいい失敗を繰り返してしまうことも考えられます。

本来であれば、常に一歩離れて物事を広く観察し、次の行動について判断していくことが成功への近道ですが、それが正常にできない状態なのです。

デメリット3|心の中で新たな問題を作り出す

心に負の感情が残り続けることで、停滞や後退を招き、前向きに物事を考えられなくなってしまいます。

この前やってみたけれど失敗した…だからこれは「自分にはできないんだ」と思ってしまう心の壁こそ、最大の敵です。

一度の失敗で「何をやっても失敗につながる」という間違った思い込みをしてしまうと、自分自身が成長しなくなってしまうのです。

マイナス思考に陥り、チャレンジを阻む存在として、心から去って行かなくなってしまいます。

また、「相手がどう思ったか」「上司にどう評価されるか」など、第三者からの評価にばかり意識が行くことで、自分自身が持っているはずの本来の柔軟さや自分らしさ、能力が発揮できなくなってしまうこともあります。

感情をコントロールできるメリット

ここまで、感情がコントロールできない場合の不利益について見てきました。

次に、感情をコントロールできるようになることで起きる良いこと…メリットについて考えていきましょう。

メリット

  1. 重要な場面で落ち着いて行動できる
  2. 対人関係が良くなる
  3. 仕事がうまくいきやすくなる

メリット1|重要な場面で落ち着いて行動できる

例えば、目の前で火事が起きたとします。

ここで焦ってパニックに陥ると、消防車を呼ばなければいけないとわかっていても、何番に電話をしていいかわからなくなります。

ですが冷静であれば、110番に電話して消防車を呼ぶ、住所も言えるなど、災害救助の力になることができます。

焦りにとらわれなければ、場面場面で冷静かつ適切な行動をとることができるのです。

自分のパフォーマンス以上の結果を出せるのも、感情的に落ち着いているときになります。

逆に、焦りや怒りは自分のパフォーマンスをひどく落とすことになり、望む結果から遠ざかってしまいます。

メリット2|対人関係が良くなる

感情のコントロールがきかず、何かあるたびに当たり散らす人と仲良くなりたいかと聞かれたら、答えはノーです。

また、人間は笑顔には笑顔で返すものです。

気持ちを外に出さないのではなく、感情にまかせ自分本位の言動を行う人は、親しい友人となるには時間を要することになるでしょう。

メリット3|仕事がうまくいきやすくなる

人間関係が良ければ、仕事も円滑に進行しやすくなります。

チームワークも良く、上下どちらの立場であっても振る舞いに信頼を得られるでしょう。

また、商談など会社の「顔」となる仕事をするときも、良い結果を招くことができそうです。

上手に感情をコントロールするための具体的な方法

それでは、自分の中から自然と湧き出てくる感情を、どのようにしてコントロールすることができるでしょうか。

6つの方法を紹介します。

感情コントロール法

  1. 自分の感情の動きと、それによる思考の傾向を知る
  2. 感情、思考を分析する
  3. 紙に書く、人に話して整理する
  4. 自分のことではない他人のこととして、一歩引いて考えてみる
  5. 負の感情を正の感情に置き換える
  6. こまめなストレスの発散

方法1|自分の感情の動きと、それによる思考の傾向を知る

例えば、「仲間のミスで商談が失敗した」ケースで考えてみます。

感情のコントロールができず、怒りに任せてしまうと、ミスをした仲間への怒りがふつふつとわいてくるのではないでしょうか。そして、きつい言葉を投げつけてしまうかもしれません。

と、そこまで分かっていれば、それをしないように先回りして考えるのです。

「怒り」の感情は抑えることは難しいですが、「仲間にきつい言葉を投げる」はひとまず避けることができそうです。

それができたら、あとは一度落ち着けるよう、怒りのピークが過ぎるまで待ちましょう。口を開かず、5秒でいいですので、目をつぶります。怒りは瞬発力のあるものが多く、ある程度の時間を経過させることでピークを越えることができます。

その後、その怒りや不安の原因が自分の力で解決できるものか、それともできないものかを確認しましょう。

解決できるものであれば、自分が暴走しないように再度チームで当たればよい話なのです。

方法2|感情、思考を分析する

「自分は今、仕事がうまく行かずとてもイライラしている」

など、感情をそのまま言葉にして、それを否定せずに、認めてみましょう。

そして、どうしてそう思うのか、発想の転換で別の思考に置き換えられないかを考えます。

「イライラしているってことは、自分はこの仕事が大好きで、とても大切にしているんだな」と思えば、ではどうすればよいかなど、別の角度で自分を見ることができます。

また、完璧を追い求めると苦しくなります。「best」ではなく、「better」でよいと考えるようにすると気持ちが楽になります。

方法3|紙に書く、人に話して整理する

感情とは形にならないもやもやした塊です。

自分の中の怒りや不安を、人に話してみたり、紙に書くなどして整理してみましょう。

頭の中の言葉にならない感情というのは、アウトプットすることで綺麗に整理されることが多々あります。

また、聞いてもらった人から意外なアドバイスを受けられるかもしれません。

そうすることで、問題や不安の解決の糸口がつかめる場合もあります。

方法4|自分のことではない他人のこととして、一歩引いて考えてみる

怒りや不安が起きているさなかに難しいことではありますが、一度自分から心だけを切り離し、上から見下ろしてみてはいかがでしょう?

「他人事」としてとらえる努力をしてみるのです。

観察すると、感情に支配されて狭まっていた視野が広がり、解決策や味方を見つけることができる場合があります。

俯瞰して自分を見ることで冷静になれるのです。

方法5|負の感情を正の感情に置き換える

人はプラスの感情よりマイナスの感情に支配されやすい傾向にあります。

ですので、怒りや不安、悲しみに縛られるのはしごく当然ことでもあります。

「嫌な思いをした、もうこんな会社辞めたい…」

こんなに不安になるなんて、私はうつで病院に行った方がいいのだろうか…

そんな風に感情に振り回されず、その感情をどう次の思考に持っていけるかが大切です。

マイナスの感情が生まれた時は、「次の時にはどうすればマイナス感情にならずにすむか」を考えるいい機会と考えましょう。

何事も前向きに捉えていくことで、快適に過ごすことができるようになります。

また、抱えている負の感情よりも大きな「正の感情」を思い出し、紛らわせることも有効です。

方法6|こまめなストレスの発散

怒りや不安を抑え込もうとして明るく振る舞うと、どんどんストレスとして積み重なってしまう場合も…

ストレスもため込むと、いつか何らかの形で爆発します。

そうなる前に、こまめに発散しておく方が心身ともに健康でいられます。

スポーツやゲーム、飲み会など、好きなことをして時々吐き出しておけるとよいですね。

まとめ

社会に生きているからこそ、人間には豊かな感情があります。

しかしながら、その中でも負の感情に振り回されることは損でもあり、自分の貴重な才能を開花させることなくうずめさせてしまうことにもなりかねないものです。

そうした状況を避けるためにも、自分の感情の動きや、その結果の思考の癖を知っておくことで、「コントロールできなくなる!」と思った時に対処がしやすくなります。

普段から、自分の心の動きに敏感であるよう、気を付けてみましょう。

  • この記事を書いた人

時空

恋愛成就や仕事、人間関係の悩み解消をメインに活動しております。 「対象者のエネルギー体に深く入り込む霊視」と「意識体への心理カウンセリング」という2面からアプローチし、お悩み解決、理想の実現をお手伝いしております。 スピリチュアルなエネルギーワークだけに頼らず科学的で実践しやすいアドバイスを織り込むことで、占いジプシーの方に大変好評を頂いています。

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